【APW430】日射取得型VS日射遮蔽型

イケてる
設計士

APW430を採用することに決まりましたが、ガラスは「日射遮蔽型と日射遮蔽型」のどちらにしますか？

無知な夫婦

取得？！遮蔽！？そんな種類があるのね…。

イケてる
設計士

そうですね。窓1枚単位で変更できるので、南側は日射取得型、それ以外は日射遮蔽型などにもできますよ！

無知な夫婦

（いや、分からん…）

今回はAPW430（トリプル樹脂窓）で選択することができる「日射取得型と日射遮蔽型」について書きます。

冒頭の吹き出しにもあったように、我々夫婦は窓の種類を選択できること自体知りませんでした。

元々はサーモスX・トリプルガラスを採用する予定だったものの、設計士さんのファインプレーによってAPW430に変更した経緯は以下をご覧ください。

【YとL】樹脂サッシと複合サッシで揺れ動いた3ヶ月。後悔しないために。～サーモスXとAPW430～複合サッシで契約後に樹脂サッシに変更した事の顛末をご紹介。サッシで悩んでいる方に見てほしいです。サーモスXからAPW430に変更した施主のノンフィクション話。...

結論：我が家はオール日射遮蔽型

日射取得型と日射遮蔽型で悩んだ結果、我が家では全ての窓を「日射遮蔽型」にしました。

そもそも、日射取得型と日射遮蔽型との違いとしては、日射の取得に特化したものor遮蔽に特化したものという点です。

全てを悟る者

おいおい。そんな抽象的な表現で誰が納得すると思っているんだ。小学生でも「数値で示せ！」と怒るぞ。

厳しい。

けど確かにその通り。

YKKAPさんのAPW430商品カタログ（P.11）の抜粋

https://webcatalog.ykkap.co.jp/iportal/CatalogSearch.do?method=catalogSearchByDefaultSettingCategories&volumeID=YKKAPDC1&designID=user

以上を踏まえて、なぜ我が家はオール日射遮蔽型にしたかご説明します。

①冬の日射取得＜夏の日射遮蔽

日射取得型を採用する最大のメリットとしては、冬に太陽の光をサンサンと取り込む際に陽の暖かさを感じることができる点だと思います。

夏の暑い日差しは遮りたいけど、冬の日差しは取り込みたい。

誰もがこのように感じていると思います。

私たちも同じです。

しかしながら、我が家にはそもそも論として大きな問題があります。

それは、

こんな感じです。

冬至で日射シミュレーションをしてもらったら、午後から夕方にかけて1F部分にはサンサンと陽が注ぐ結果とはなりませんでした。

そうなった以上、日射取得型を採用するメリットはあまり無いのではと感じて、南面も遮蔽型にしました。

②室内温度を保つため断熱性能が高い方が良いと思った

これはまさに先ほどのYKKAPさんカタログに記載の状況です。

我が家は、夏の暑さよりも冬の寒さに対する対策が肝要になります。

そのために付加断熱もしたし、寒冷地仕様の暖房エアコンも購入予定です。

このような我が家の事情を踏まえると、「暖気を逃がしにくい日射遮蔽型にしよう」と舵を切る流れは至って自然なものでした。

決断後、Twitterを見ると（私が勝手に参考にしている）知見を有している施主様方からも「我が家も日射遮蔽型にしました！」とコメントいただき、何だかホッとしたのを覚えています。

と、ここまで書いていてふと思うことがあります。

それは、カタログに書いてある「なんとか値　0.XX」って体感でどの程度差があるのかなぁと。

家を何軒も持っていて比べることができる方ならまだしも、普通の人は自分の家しか分からないので、住み始めてから「あ～、やっぱ日射取得型にすればよかった～」と思うことは無いのかなと邪推しています。

とはいえ、その時点でベスト（だと自分たちが思う）家に住めることほど幸せなことは無いですよね。

まとめ：どっちもええやん