~新規分譲地で周りも同時期にお家を建てているとの前提です~
ママ
これから間取りを考えるけど、日当たりを確保したいわね。南西に建つお家はどんな家かしら。もしも3階建てだったらどうしよう…。
設計士
新規分譲地では同時期に家が建つので、建ってみるまでは分からないですかね~。
パパ
(えらいギャンブル要素高いな…。それじゃあ間取りを考えるうえで確定要素が無いのか…。ちょっと待てよ。聞けばいいじゃん!)
ちなみに隣家のハウスメーカーに聞いたら失礼ですかね?何か業界の習わしとかありますか?
営業マン
ないですよ!私聞いてみます^^
新規分譲地では同時期に家が建ちます。
したがって、周りに家が建っている場合に比べて「日当たりのシミュレーションが難しい」という一面があります。
そこで今回は、そんな悩みを抱えた数か月前の私たちが取った行動と、そこから得た教訓をお伝えします。
- 日当たりを考慮した間取りを考えるうえで、ストレス要因となりえる隣家情報について、どのように立ち振る舞ったらよいかをご紹介
- ちょうど土地探しをしている、もしくは間取りを考えている方の参考になれば幸いです
- 建築士事務所で注文住宅を建設中の30代夫婦
- 住宅業界とは無関係
- こだわりの注文住宅は2021/11引渡し予定
- 同時期に周辺のお宅も建築中
- 5区画の小規模新規分譲地の一画を購入
- 日当たりで悩みすぎて契約破棄の寸前までいった経験有(誇れません)
- 過去の自分たちのように悩んでいる方に少しでも参考になればという老婆心
結論:隣家の間取りを聞き取りしても良い
それでは早速、結論から。
- 別に聞き取りしてもよい
- その時はこちらの情報もお渡しするのがマナー
- まずは担当営業に相談してみよう
これから長いお付き合いになる隣家へ気を遣って聞きづらいのはその通りですが、ルール的には聞いても問題ないようです。
もちろん、仮に我が家に不利だったとしてもそれを理由に間取りを変更してほしいなどと言うのはマズイでしょうが、「我が家の間取りを考えるうえで参考にしたい」と言って「いや、無理っす」と回答する方はまぁいないでしょう。(もしもいたら急に新生活が不安になる…)
では実際にどのようなやりとりをしたかご紹介しますね。
担当営業から先方の営業へ事前のお伺い
昨今は個人情報にも厳しくなっているので、HMもしくは工務店同士だけで間取りの開示はできません。施主の同意が必要です。
したがって事前に担当営業経由でお伺いを立ててもらいましょう。
営業マン
今度隣家が建てるハウスメーカーに連絡してみます!もしもマグワイアさんの間取り情報も欲しいと言われたらOKですか?
夫婦
は、はい!全然問題ないです!(シャキッ)
ちなみに、我が家の状況はこんな感じです。
お隣さんがもしも東の道路側にビタ寄せしてきたら?3階建てだったら?と考えすぎて、夜も眠れませんでした。(大げさ)
お隣さんの南側の状況からも、我が家にビタ寄せ&東道路すれすれという可能性は低かったのですがやはり一度気になりだしたらダメですね。
あーでもない、こーでもないと答えがない中ずーっと悩んでいました。
そして待つこと数週間、ついに結果が。
神様、仏様、お隣様という結果
営業マン
図面をもらいましたが、いや~思ってたよりもだいぶ……
夫婦
…だいぶ…何なんだ。(体感は30秒くらいに感じるほど)
営業マン
だいぶ良いですね!東側にそこまで寄ってないですし、何より北側(我が家側)の2F部分を少し低くしてくれているみたいです!
夫婦
お隣様~!!まだ会ったことないけど、もう好き。
ほんとつくづく運がいいなと思います。
そんなこんなで、我が家の隣家どこに建つか分からん問題は解消されました。
ちなみに、タイミング的にラッキーだったのが、あちらの方は検討が進んでいてほぼ間取りがFIXされていたことです。これが逆なら、再び何とも言えない時間を過ごすことになりました。
間取りの確定タイミングによっては、結局不確かな情報しかGETできないかもしれません。それでも、どのあたりを駐車場にする予定か、3階建てにはしないか、などの情報だけでも聞き取れればいいですね。
あと、これは注意点ですがやりとりする資料には個人情報が記載されている場合もあるので、そこは黒塗りしてもらうなどのひと手間をお忘れなく。
そこまでした理由
我が家がここまでしたのには理由があります。
それは、
朝日から昼の陽をしっかりと取りたい。
ほんなら、リスクが少しでもある土地は買うなよ!とツッコまれた方。
確かにその通りです。
現に、これがきっかけで家づくり計画と契約金が水の泡になるところでした…。
日当たりを考えながら、「日照シミュレーション」をしてもらっていたので、隣家がどのように建つかはシミュレーションの精度を上げる意味でも必須でした。
最悪のケース(隣家ビタ寄せ&冬至)でシミュレーションした後の、あのどんよりした空気は今でも忘れません。
午後に全然日光入ってこないじゃないの!!
あわわ、いや冬至だからさ。。最悪のケースよ
3階建てだったらどうするのよ!!
設計士
絶望的ですね。この前、そのような事例ありました。
(おいおい、火に油を注ぐなよ…)
どうするのよ!!!
思い出すだけで恐ろしい。
もう土地探しはこりごりです。
まとめ:モヤモヤはすぐに取っ払おう
- 家づくりは困難の連続
- だからこそモヤモヤは早めに取っ払うべし
- 「聞いていいか分からない」と思わずに
- 「まず聞いてみよう」
- 聞くのはタダよ
- ただ、念のため繰り返しますが、
- (当然)文句をつけるのはNG
- 今回の教訓として、
- もし逆の立場になることがあれば、
- 隣家を思いやりつつ間取りを考えたい
- (そんなお金はないけど)
- 夢はある