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改正地球温暖化対策推進法の成立を受けて

こんにちは。
マグBLOGを運営しているマグワイアです。

さて、今回のテーマは「改正地球温暖化対策推進法」についてです。

漢字の暴力!!

そう言わんばかりのタイトルです。

地球温暖化の対策を推し進める法律が改正されたんだなぁ~くらいは何となくイメージできますが、具体的に何がどうなったというのは中々分からないと思います。

今回もなるべく「かみ砕いて」お伝えできるように進めますね。

この記事を書いている人
  • 家づくりを通じて「脱炭素」や「再生可能エネルギー」に興味がわいた施主
  • 日経テレコンでの記事漁りが好き
  • 肩入れしている政党や宗派なし
  • 世の中の出来事に薄く広い関心あり
  • 物事を分かりやすく伝える勉強中
  • 文系脳(細部を突き詰めるタイプ<ばふっと大まかな概要を知りたいタイプ)
【誰得?】雑記コーナーを設けた理由ブログ主であるマグワイアが家づくりとは別に、雑記コーナーを設けた理由を記載しています。...

概要:ポイントは3つ

それでは早速はじめます。今回の改正は大きく3つあります。

  1. 2050年までにCO2排出実質ゼロとする目標を法律に書いたぞ!
  2. その目標に向けて地域が再エネを入れられるように後押しするぞ!
  3. 企業や地方がどんな取り組みしているかを見えるようにするぞ!

ちょっとまってくれ!

いきなり分かりにくい言葉を使わないでよ、と感じた方もいるかもしれない「CO2排出実質ゼロ」だけここで解説してしまいます。

CO2排出量は完全にゼロにはならないが、CO2を削減する別の手段にも取り組むことで相殺すること。

温暖化ガス排出量実質ゼロとは 地下貯留などで相殺(2020/12/24 日本経済新聞より)
かみ砕きたい人

CO2出すのを完全に0にするのは無理だけど、違う方法で回収するからトントンね!

といった考え方です。

①2050年までにCO2排出実質ゼロとする目標を法律に書いたぞ!

CO2排出実質ゼロについては前段で解説しましたね。

今回の改正ポイント1つ目は、「それを法律に書いた」という点です。

インテリBOY

かみ砕かないゾーンでございます。

先日、菅首相が宣言した2030年度に2013年度比でCO2排出を46%減らすという目標を確実なものにすべく、2050年までの長期目標を法律に明記しました。

加えてこの条文は「基本理念」に明示されました。具体的な年限を法律で明示したのは国内で初めてで、諸外国でもイギリスなどに限られ、例が少ないようです。

2015年に合意したパリ協定でもあくまで数値は努力目標だったので、法律に年限+量を明記することがいかに重いか分かると思います。

かみ砕きたい人

かみ砕くよ!

法律に書いたんだから絶対に達成するのよ!2050年にCO2排出量を実質ゼロにするのよ!

②地域が再エネを入れられるように後押しするぞ!

改正ポイント2つ目は、「再エネ普及を後押しする」という点です。

インテリBOY

かみ砕かないゾーンでございます。

これまでは無かった促進区域制度ができました。
それぞれの地域が、「再エネを活用した脱炭素化を促進する事業(地域脱炭素化促進事業)に係る促進区域」を設定できること、環境アセスメントという環境影響評価や農地法などの手続きを簡素化することなど。

地方公共団体が定める地球温暖化対策の実行計画を定めるとともに、再エネ普及に伴う事業者と住民の間の地域トラブルを未然に防ぐためのものです。

かみ砕きたい人

かみ砕くよ!

再エネを導入するための手続きを簡単にして、再エネを入れたい事業者にとって優しい制度にしたぞ!
どんどん後押ししていくよ!

③企業や地方がどんな取り組みしているかを見えるようにするぞ!

改正ポイント3つ目は、「取り組みの見える化」をする点です。

インテリBOY

かみ砕かないゾーンでございます。

CO2を年に3000トン以上出す企業が排出量を国に報告し、国がネット上で公表している現状からもう少し踏み込んで、企業が報告した「事業所ごと」の排出量を手数料不要でネット閲覧することができるようになりました。

また、都道府県や政令市などに対しては「再エネの導入目標を設定し開示すること」を義務付けることとなりました。

これらをオープン情報とすることでそれぞれの競争を促して、脱炭素の取り組みを深化させていという狙いです。

かみ砕きたい人

かみ砕くよ!

企業や自治体がやっていること全部ネットで見えるから、ちゃんとやるように!

やっていないと逆に目立つよ!

おわりに:バランスよく推し進めましょうね

世界各国で取り組みを進めている地球温暖化対策。

しっかりと進めることは大事ですが、「バランス」も忘れずに行きたいところです。

各国が経済成長と結び付けている脱炭素社会への取り組みに置いて行かれないようにすることはもちろん大切ですが、「最初からアクセル全開で走りすぎてエンジン壊れないよう」に、推し進める人は同時に過去を振り返ってどこかに支障が出ていないか確認しながらいきたいですね。

引き続き、地球温暖化対策に係る報道には興味関心を持ち続けたいものです。