いい土地が出てきたので初めての間取り打合せをすることになったぞ。しかし、どんなことをするのだろうか。緊張する。何か意識すべきことはあるのかな。
そんな心配性なパパの悩みを少しでも解消できればと思い、私たちの経験談をお伝えします。
これはやっておいて良かったよという点を中心にご紹介します。
2021/1から間取りの打合せを開始してこれまで20回以上設計士と打合せを重ねてきた30代夫婦が初めての打合せで意識したポイントをご紹介します。
- 建築士事務所で注文住宅を建設中の30代夫婦(住宅業界とは無関係)
- 土地探しから購入まで建築士事務所と一緒に進めた経験有
- わがまますぎて何度も図面を書き直してもらうややこしい施主
- 2Dの図面を立体的に3Dイメージ化するのが苦手
- こだわりの注文住宅は2021/11引渡し予定
- 過去の自分たちのように悩んでいる方に少しでも参考になればという老婆心
結論:何も意識しない
それでは早速、意識したポイントについて結論をお伝えします。
なぜ何も意識しない方がよいか
おいおい。意識するポイントといいつつ「何も意識しない」ってバカにしてるのか?勘弁してくれよ!そういうやり口はナンセンスだ!と思ったそこのあなた。(半年前の自分が見ていたら絶対にそう思う)
なぜ「何も意識しない、ということを意識する」のか理由があります。それは
初めての間取り打合せは、設計士との雑談がメインだから。
そしてその雑談は、互いの①パーソナルな部分や②理想の暮らしについて知ることがメインのため変に意識すると逆にマイナスとなる。
2時間ほど雑談が続き、何も知らない私たちは
あのぉ、今日は間取りのご提案はいただけるのでしょうか(恐る恐る)
まさか!
ご夫婦がどんな暮らしをしたいか根っこの部分が分からないと間取りなんて作れないですよ。焦らずに行きましょう。
結果、最初の打合せは二人の馴れ初め(←いる?)を含め2時間ほどの雑談で終了しました。
夫婦の心づもり
当日の打合せは何も意識せず、ありのままの考えをお伝えいただければGOODです。
しかし何も意識しないとは言っても、何かしらの心づもりはしておきたいという気持ちもあると思います。
全くの白紙でいくのもありですが、何かしら夫婦で考えを共有しておきたいものです。
①どんな暮らしがしたいか夫婦間で共有しておく
「これから家づくりをするぞ!」というご夫婦が「どんな暮らしがしたいか考える」のは至極当然かもしれません。しかし、これは我々もそうだったのですが、細かいズレというのは必ずあります。
たとえば、開放的な家、家族がリビングでくつろげる家、庭とのつながりを感じる家、高気密高断熱の家など。
そのため、設計士と話しながら、「あれ?そもそも夫婦で同じ方向を向いていないな」とならないように事前に話し合うことをおすすめします。
その際のポイントとしては、細かいことは一旦置いておいて「絶対に譲れないものは何か」をまず話し合うと良いですよ。最初のボタンを掛け違うと後から直すのが大変ですからね。
ちなみに私たち夫婦は、どんな暮らしがしたいかを数日かけてパワーポイントにまとめました。後々の設計士との打ち合わせでも活躍したのでおすすめですよ。※こんなの作ってきた人初めてです、と設計士に言われたけど褒め言葉と解釈している。
夫婦の「家づくり」に対する考えをまとめておくと、設計士に伝えやすいだけではなく、後で振り返るときに役立つ。(思い出にもなる)
②分からないことは素直に聞く
実は意外とこれが難しい。
いやいや、何も分からない素人なんだから遠慮なく聞けるでしょ。と思う方もいるでしょう。しかし、いざ目の前に「プロ」がいて、流暢に語られると案外聞きにくいものです。
父親
こんな初歩的なこと聞いたら笑われるかな。なんか忙しそうにしているし。後で帰ってから調べよう…。それかTwitterを読み漁ろう。
こんなもったいないことはありません。
目の前にいるのは「プロ」。そして私たちは理想の暮らしを手に入れたい「素人」。
誰がどう考えても聞くしかないですよね。
実際に私たちは初めての打合せで設計士に次のように言われました。
初めにお断りしておきますけど、「実際に住むのはあなた達」です。したがって、絶対に遠慮はしないでください。
聞きたいことや疑問点は都度、伝えてくださいね。
この言葉をもらって以降、遠慮なく色々と質問をぶつけながら進めており、結果して満足のいく家づくりができています。
まとめ
- 初めての間取り打合せは「ありのままの自分たちの考え」を伝えるべく変に意識しないこと
- とはいえ、ノープランでは臨まずにあらかじめ夫婦間で「互いの譲れないポイントは何か」を共有しておくべし
- 節度とモラルを保ちつつ、設計士には遠慮なく質問する
- 夫婦の想いを綴った資料を持参すると引かれる(けど思い出になる)